『びじゅチューン!』って?きっと虜になる美術紹介番組

小中学校時代、必修科目だった美術。「大好きだった」「得意だった」という方もいれば、「苦手だった」「めんどくさかった」などネガティブなイメージを抱いていた方もいるのではないでしょうか。

「自分は後者だな」と思った方。そんな方にぜひ観てもらいたいのが、毎週火曜日午後7:50からEテレで放送中の『びじゅチューン!』という番組です。美術作品を紹介するこの番組、美術に関心がなくても楽しめること間違いなし。本記事では、斬新な魅力がつまった『びじゅチューン!』について紹介します。

 

1.『びじゅチューン!』とは?

『びじゅチューン!』とは「世界の『びじゅつ』を歌とアニメで紹介する番組」。毎週火曜日午後7:50からEテレで放送しています。これまでに紹介した作品は、俵屋宗達の『風神雷神図』、レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』、インドの世界遺産・タージマハル、ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』、岸田劉生の『麗子微笑』など。地域、時代、ジャンルに囚われずバラエティに富んだ「びじゅつ」を紹介しています。

「美術作品を紹介する番組」というだけでは新規性がないと思う方もいるでしょう。『びじゅチューン!』が特別な理由は、映像を一目みればわかります。例えば、先ほど挙げた『民衆を導く自由の女神』の紹介アニメーション。『びじゅチューン!』ではこんな風に紹介されています。

タイトルは、『民衆を温泉に導く自由の女神』。斜め上を行くネーミングはもちろん、右下でカンペを出しているおじさん、独特なタッチのアニメーションなどなど…色々気になります。このように『びじゅチューン!』では、独自の観点から作品を捉え直して紹介しているのです。画像では伝わらない部分は、『びじゅチューン!』公式サイトでフル動画をご覧ください。放送分をすべて無料で観ることができます。

 

2.『びじゅチューン!』の作者・井上涼

『びじゅチューン!』を制作しているのは、井上涼氏(以下敬称略)。金沢美術工芸大学を卒業し、現在は映像作家として活動しています。『びじゅチューン!』のアニメーション制作はもちろん、アニメ内の歌の作詞、作曲、なんと歌まで、すべてひとりで担当しています。

この『赤ずきんと健康』というアニメーションは、金沢美術工芸大学在学中に制作し、2007年に関西テレビ主催の学生作品コンテスト「BACA-JA2007」映像コンテンツ部門で佳作受賞した作品です。平和な音楽にのせて、物語は予想を打にしない方向へ進んでいきます。所々くすっと笑えるシュールさがたまりませんね。

井上涼は、『びじゅチューン!』以外にも、様々な映像を制作しています。『びじゅチューン!』で注目を集めているためか、企業や地方自治体とのコラボレーション映像も制作しています。また、アニメーションだけでなく、なんと井上涼本人が出演している実写の映像作品もあります。これらは井上涼の公式You Tubeチャンネルで視聴できます。

(奈良市公式動画チャンネルより)

 

3. 『びじゅチューン!』に登場する作品

ご紹介してきた通り、今まさにアツい『びじゅチューン!』。これまでに放送された作品のうちいくつかを紹介します。

『びじゅチューン!』作品① ムンクの叫びラーメン

 

『びじゅチューン!』作品 ②夢パフューマー麗子

 

『びじゅチューン!』作品③ 見返りすぎてほぼドリル

 

次ページ:『びじゅチューン!』で暴かれる?モナ・リザの素顔

 

1

2

関連記事

  1. 鈴木康広の作品6選 新しいモノの見方を提案するアーティスト

  2. 笹倉鉄平の作品紹介 「光の情景画家」が描くヨーロッパの街並み

  3. デザイナー・ヨーガンレール 自然と共に生きた人生

  4. 「チームラボジャングル」と「学ぶ!未来の遊園地」とは?

  5. 毎年秋に開催!六甲ミーツ・アート 「芸術散歩」のすすめ

  6. 六本木アートナイトでアートな一夜を!見所紹介

  7. 吉田ユニ 発想力が光る人気アートディレクター 作品紹介

  8. ヨコハマトリエンナーレ2017 日本を代表する都市型トリエンナーレの紹…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。