みなさん夏休みはいかがお過ごしでしょうか。今回は東京ドームシティで現在行われている、プロジェクションマッピングを用いたイベント「TOKYO ART CITY by NAKED」についてご紹介します。TOKYO ART CITY by NAKEDは、「観て、聞いて、触って、遊んで、楽しむ360°体験空間」。最先端の技術と東京の街並みを融合した、未体験の空間が待ち受けています。この夏はそんなアートに触れて記憶に残る夏を過ごしませんか?
東京ドームシティで開催中 TOKYO ART CITY by NAKED
2017年6月16日(金)から9月3日(日)まで行われている、プロジェクションマッピングを用いた企画展「TOKYO ART CITY by NAKED」。TOKYO ART CITY PROJECTの一環として東京ドームシティのGallery AaMo(ギャラリーアーモ)にて開催されています。
テーマは「TOKYO」。最新のテクノロジーを駆使し、都市の持つ魅力をアートとして表現しています。東京の街並みを再現した巨大模型にプロジェクションマッピングを施し、幻想的なアート空間を演出。約4mの巨大模型を含む250を超える模型と、約100台のプロジェククター、LEDライトを使用し、音楽、特殊効果などの演出にも多くの技術を駆使しています。
展示は新宿・渋谷・秋葉原など東京を象徴する場が再現され、8つのスポットにごとに、様々な体験型コンテンツやイベントが用意されています。またパフォーマンス集団SAMURIZE(サムライズ)によるダンスパフォーマンスも見所です。
NAKEDとは?
TOKYO ART CITYをプロデュースするNAKEDは、映像やインスタレーション、プロジェクションマッピングなどを用いて、空間全体を演出するクリエイティブチーム。1997年に村松亮太郎氏を中心に、映像ディレクター、デザイナー、CGディレクター、ライターなどが集まり設立されました。NAKEDはメディアやジャンルを問わず、幅広いクリエイティブ活動を続けています。近年は、プロジェクションマッピングをはじめとした様々な技術や美術造作、演出を組み合わせ、光を使った空間の総合演出を手がけ注目を集めています。
TOKYO ART CITY PROJECT について
NAKEDのシティードレッシング(都市を演出する)
NAKEDは東京の観光スポットやエンタメ、商業施設における「空間と体験の再構築/構築」の実現に取り組んできました。コンセプトは、「シティードレッシング(都市を演出する)」。東京駅丸の内駅舎のプロジェクションマッピングを皮切りに、これまで東京国立博物館、東京タワー、スカイツリー、アクアパーク品川、お台場ヴィーナスフォートなど多くの場所をアート空間として演出しています。
「都市にアートを」ではなく「都市とはアートである」by NAKED
NAKEDは上記のような活動の中で、「アートとしての都市」を可視化することを目的としています。それは一体どういうことなのでしょうか。
“Art”の語源を遡ると、人間の技や技術を意味します。アートとは、人によって積み重ねられてきた日々の営み。そのことを踏まえると、都市とは人が集まり、積み重ねてきた生活や仕事などの営みそのものであり「都市とはアートである」という主題が出現したことはごく自然なことです。「都市にアートを」と「都市とはアートである」という言葉は似ているようで実は全く異なるのです。人の営みは続いていく。ならば都市というアートは常に拡張し、変化していく。過去と現在を含みながら都市の未来は存在する。このプロジェクトの裏には、アートと都市の関係に対するNAKED独自の考えがあります。
Gallery AaMo(ギャラリーアーモ)について
今年の4月にオープンした大人のための“遊べる”ギャラリー。堅苦しい芸術ではなく、エンターテイメントとアートの融合による楽しさとライブ感に満ちた東京ドームシティならではの新スポットです。
AaMoの「A」は「Art」と「Amusement」、「aMo」は「and More」の略です。「新しい価値が創造され展開されるギャラリーであり、東京の新名所として認知されていく」という意味が込められているそう。「and More」をキーワードに最先端のメディアアートから工芸、サブカルチャーまで、様々なジャンルの催事が1〜3ヶ月ごとに継続的に展開されています。
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