魅力がいっぱいの四国地方。道後温泉に栗林公園、鳴門の渦潮に四万十川など、歴史ある街並みから広大な自然まで見どころがいっぱいです。全国クラスの観光名所の中でも特におすすめなのが、瀬戸内海に浮かぶ直島、豊島、犬島。こちらの3島では「ベネッセアートサイト直島」という名のアート活動が繰り広げられています。一歩島に足を踏み入れると、そこはもうアートの世界。そんなベネッセアートサイト直島について紹介します。
ベネッセアートサイト直島とは?
ベネッセアートサイト直島とは、直島、豊島、犬島で展開している様々なアート活動の総称です。株式会社ベネッセホールディングスと公益財団法人福武財団が主催・運営しています。「ベネッセアートサイト直島」という名称ですが、活動な直島だけでなく、豊島、犬島、そして極一部は女島でも行われています。
ベネッセアートサイト直島の基本方針は、「瀬戸内海の風景の中、ひとつの場所に、時間をかけてアートをつくりあげていくこと―各島の自然や、地域固有の文化の中に、現代アートや建築を置くことによって、どこにもない特別な場所を生み出していくこと」。その方針通り、瀬戸内の自然や、地域の人々の暮らしと融合し合ったアート作品が多く見られます。地域とアートが共に成長し合える場。それがベネッセアートサイト直島なのです。
ベネッセアートサイト直島の作品紹介
ベネッセアートサイト直島の作品①『南瓜』 草間彌生
ベネッセアートサイト直島で、おそらく最も有名な『南瓜』。草間彌生氏が1994年に制作。黄色い南瓜、赤い南瓜共に直島に展示されています。同氏のトレードマークともいえるドット柄の南瓜と、直島の透き通る海のコントラストが印象的です。
ベネッセアートサイト直島の作品②『 直島銭湯「I♥湯」』 大竹伸朗
銭湯の常識を覆す、『直島銭湯「I♥湯」』。「アートと銭湯」という斬新なコンビネーションの作品には、大竹伸朗の世界観が隅々まで投影されています。観光客と住民の交流も図ることができる銭湯。コミュニケーションの場、そしてアート体感の場として存在感を放っています。
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