チョーヒカルの「UNUSUAL ART」紹介 あなたもきっと騙される!?

早速ですがこちらをご覧ください。

自分の目を疑うような衝撃的な画に、度肝を抜かれたのではないでしょうか。実はこれらは全てボディペイントによるもの。顔や体に描かれているとは思えないほど、細部まで表現されていますね。あまりの芸術性の高さに恐怖を超えた美を感じます。

今回はそんなリアルすぎるペイントアートでこれまで多くの人を驚かせてきたアーティスト、趙 燁(チョーヒカル)氏(以下敬称略)の魅力に迫ります。きっと驚きの連続ですよ。

 

チョーヒカルの経歴

チョーヒカルは1993年東京都に生まれました。国籍は中国ですが生まれも育ちも日本です。2016年に武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科を卒業。在学中、体や物にリアルなペイントをする作品で大きな反響を呼び、日本国内だけでなく海外でも話題となりました。これまで数多くのメディアで取り上げられ、情報番組やバラエティなど多数のテレビ番組に出演。その美しい容姿にも注目が集まりました。

さらに、人権団体アムネスティインターナショナルや、サムスン、資生堂など企業とのコラボレーション、また国内外における個展も行なっています。ペイントの他にも衣服のデザイン、イラスト、立体、映像作品の制作も行なうなど、活動は多岐に渡ります。出版した写真集は爆発的な人気ですぐに完売し、増刷されたほど。彼女の人気と活躍の幅は留まるところを知りません

 

鬼才チョーヒカルの誕生


チョーヒカルは幼い頃から絵を描くことが好きだったそう。しかし今のように突出した絵の才能があったわけではなく、本格的に絵の勉強を始めたのは美大に進学すると決めてから。進路選択の際に、勉強し続けることに疑問と苦痛を感じ、それだったら自分が本当に好きなことをしたい、と絵の道に進むことを決心しました。美大受験のため2年間予備校に通い、デッサン・着色・粘土造形など学び、技術を身につけました。その努力と、純粋に絵が好きだという強い思いによってチョーヒカルの才能は開花したのです。

 

チョーヒカルとボディペイントの出会い


チョーヒカルは、なぜ人をキャンバスに絵を描こうと思ったのでしょうか?その理由は、なんと“紙を買いに行くのが面倒だったから”。絵を描きたいと思った時に紙を買いに行くことを面倒くさいと感じ、自分の手に描いたそうです。その写真をSNSに投稿したところ、大きな話題に。自分の作品が多くの人に褒められることで承認欲求が満たされ、そこからボディペイントを続けているそう。その後もSNSを通じて多くの作品を発表しています。


そんな理由から生まれた作品から次々と発展していき、今では世界的に活躍するアーティストとなったチョーヒカル。アートが生まれる瞬間というのは、意外と身近な所にあるのかもしれませんね。

チョーヒカルの作品テーマ「UNUSUAL ART」


チョーヒカルが作品制作のテーマとして掲げているのが「UNUSUAL (非日常) ART」。学生時代はテーマを設けず、身の回りで興味を持ったものを次々に描いていたそうです。テーマを絞ったのは、チョーヒカルにとって必然でもあり偶然でもありました。


チョーヒカルはこれまで何度かボディペイントに飽き、制作意欲を失ったこともあったそうです。しかし世間のイメージは「チョーヒカル=ボディペイントの人」。デザイン科に所属しグラフィックデザインや広告を学んでいるにも関わらず、どこへ行ってもそのイメージがついて回り嫌気がさすことも。また急激に知名度が上がり、ちやほらされることに嫌悪感を覚え、いちから再スタートしたいと悩んでいたそうです。


そんな時、チョーヒカルが尊敬している先輩に相談した際に言われた言葉がありました。「やめるのはいつでもできるけど、続けるのはすごく難しいことだから、続けなさい。人の心に響いているってことを軽く思ってはいけない。」その言葉でチョーヒカルは考えを改め、自分が制作を続けていける方法を模索しました。今までの創作活動と矛盾せず、今後より活躍の場を広げていけるようなテーマはないか。そしてボディペイントではない新たな自分の看板を作りたい。


そこで行き着いたのが「UNUSUAL ART」という大きな括りをテーマに置くことでした。まさに“リアルよりもリアル”な作風にぴったりですね。そうして再スタートを切ったチョーヒカルはさらなるを飛躍を見せていくのです。どのアーティストにも言えることですが、自分との対話や葛藤を経験した後の作品には、それまでになかったメッセージ性を強く感じます。人の心に響く作品とはこのようにして生まれていくのかもしれません。

 

 次ページ:サンマに見えるバナナ? ‎バナナに見えるキュウリ?

1

2

関連記事

  1. 大竹伸朗の芸術作品紹介 アートな銭湯『I♥湯』など

  2. バイオアーティスト・福原志保  アートは「きっかけを作る装置」

  3. 黄金町バザール 町を蘇らせたアートの祭典

  4. 明和電機 常識を超える「ナンセンスマシーン」とは一体?

  5. 毎年秋に開催!六甲ミーツ・アート 「芸術散歩」のすすめ

  6. TOKYO ART CITY by NAKED 注目のメディアアートイ…

  7. 六本木アートナイトでアートな一夜を!見所紹介

  8. 北村直登って?『昼顔』で話題の色彩を操る画家

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。