森本千絵 想いをつないで形にするアーティスト

森本千絵の作品④ オンワード樫山『組曲』のCM

森本千絵はアパレルブランド『組曲』のCMディレクションも務めていました。音楽は『おおかみこどもの雨と雪』も手掛けた高木正勝氏、主演は石原さとみ氏(以下、敬称略)です。幻想的な映像美とシンプルで力強い音楽が演出する短編映画のようなCMは、思わず見入ってしまいます。2012年秋冬のCMでは、落ち葉やパラシュートが風に舞う中でさまざまな表情を魅せる石原さとみが、女の子の気ままさや強さを軽やかに表現しています。まさに「自由にコーディネートする楽しさ、音を感じさせるような着心地」がコンセプトの『組曲』の魅力を伝えるCMになりました。

 

森本千絵の制作に対する想い・考え方


ここでは紹介しきれないほどたくさんの広告や企画を手掛けてきた森本千絵ですが、自身のアートディレクターという肩書には違和感を抱いています。森本千絵は、「アートディレクターって『作品の全体を整えるだけ』ってみられることがあるんです。でも私はそうじゃない。プロダクトのマインドを知って、企画を生んでプレゼンして環境つくって演出して。守って育てて生みだす出産みたいだよ」と語ります。作品をつくるなら全てに徹底的に関わりたい、良くするためなら自分の役割を線引きすることなく参加したいという想いが森本千絵にはあります。


また、ご縁を大切にするということについては、「流れで出会うか、意識して出会うかの差は大きいんです。『この人は』って出会いを意識していたら繋がっていくんです。必ず何かには繋がる。努力なの。出会いの数自体はみんなそんなに変わらないけど『これはいつか繋がる』と意識していたら、同じ出会いでも進む先が変わるんです」。ご縁はいつの間にか降ってくるものだと思いがちです。ですが、意識していないと掴むことも出来ず、繋げる努力を怠ったら繋がるものも繋がらないのがご縁です。当然のようでいて難しく、でもとても大切なことを森本千絵は心の奥に常に持ちながら進んでいるのではないでしょうか。人間として大事なことをきちんと最優先に置いて日々を過ごしている姿勢が、仕事にも表れているのだと思います。

引用・参考:望みつづける。 goen°がある限り。#14 森本千絵 goen°(osica MAGAZINE)

 

つくって、つなげる 森本千絵


日々変わりゆくメディア業界に身を置きながらも、ひとつひとつの出会いを大切にする森本千絵。そうした姿勢が、人と人を強く結び、広く繋ぎ、また次のご縁を引き寄せているのではないでしょうか。そんな魅力あふれる彼女の作品を、じっくり味わてみてはいかがでしょうか。

参考:
goen公式HP
クリエーターインタビュー 水のように応じ、ワクワクを加え、迷ったら「明るい方」へ(広告朝日)
望みつづける。 goen°がある限り。#14 森本千絵 goen°(osica MAGAZINE)

 

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