ここ数年、環境問題への関心の高まりとともに、エコバッグを持っている人を多く見かけるようになりました。今年7月には、全国の小売店でレジ袋の有料化がスタートします。環境のため、お財布のためにエコバッグにシフトする方は今後さらに増えていくことが予想されます。
深刻化する海洋プラスチックゴミ問題 まずはエコバッグから
近年よく耳にするようになった、海洋プラスチックゴミの問題。社会の発展とともに、海に捨てられるプラスチックのゴミが増え、生態系を破壊しています。こうした事態を改善しようと、欧州ではいちはやくレジ袋の有料化や、容器を家から持っていって中身を購入する量り売りの推進が実施されてきました。
昨年のG20では、各国政府が海洋プラスチックゴミによる新たな汚染を2050年までにゼロにすると言う削減目標を設定。日本でもプラスチックゴミの問題が広く認識されるようになってきました。
経産省・レジ袋有料化概要ページ:https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/plasticbag_top.html
外務省・「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」紹介ページ:https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/ge/page25_001919.html
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プラスチックゴミ削減のために個人ができることはたくさんあります。そのひとつがエコバッグ。近年はバリエーション豊富なおしゃれなエコバッグが続々と登場しています。ここでは、環境保全に貢献しながら、おしゃれを楽しめるデザイン性と機能性に優れたエコバッグを調査しました!
おしゃれなエコバッグ① 金子みすずの詩をモチーフにした折り畳みエコバッグ
「私と小鳥と鈴と」など、著名な詩を数多く残した大将時代の詩人・金子みすず。彼女の代表的な8つの詩をモチーフにしてデザインされたエコバッグかあります。彼女の詩がそうであるように、エコバッグのデザインには、日本の四季の美しさが鮮やかな色と繊細なタッチの絵で描かれています。
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エコバッグのデザインは全部で8種類。「私と小鳥と鈴と」などの代表作はもちろん、「花火」「淡雪」など季節の情緒が美しく表現された8 つの詩をモチーフにしています。
機能も充実していて、たっぷり入る大容量。紐は肩から掛けられる長さです。また、底の部分のボタンを締めるとマチ有りに、外すとマチ無しになります。
みすゞうた 折りたたみエコバッグ 商品ページ:https://www.prairiedog.com/c/giftsean/giftseanpuchi/KM-DJQ
おしゃれなエコバッグ② カリフォルニア発!BAGGUの折り畳みエコバッグ
パッっと目を引くビビッドなカラーと、ポップなデザインがおしゃれなBAGGUのエコバッグは、カリフォルニア発のブランドだけあって、どれもこれも持っているだけで明るくハッピーな気分になれそうなデザインばかり。全部で40種類以上あります。
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BAGGUは、デザイナーでCEOのEmily Sugiharaと彼女の母Joanが、環境問題への関心から自身が使うためのエコバッグをつくったことを機に、2007年に立ち上げたブランドです。実用性にも優れており、耐荷重は15キロで、レジ袋2、3個分の大きさ。マチが大きめなので、卵や牛乳を入れても安心。持ち手は肩から掛けても手で持ってもちょうといい長さです。
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日本限定のデザインもあり、東京をモチーフにしたエコバッグは、少女らしいピンクと落ち着いたタッチのデザインが魅力。おしゃれなデザインばかりなので、ビーチやジム用のバッグにも向いています。
BAGGUホームページ(英語):https://baggu.com/
BAGGU JAPANホームページ:https://www.baggu.jp/
おしゃれなエコバッグ③ 芸大の学生とスーパー大手が共同でデザイン!使いやすさを追求したエコバッグ
武蔵野美術大学の芸術文化学科の学生と、大手スーパーの「サミット」が共同で実施したプロジェクトから生まれたのが、「パタットキューブ」。このプロジェクトは、同社が2018年に55周年を迎えることを記念し、同大に協力を持ち掛けて立ち上がりました。より多くの人に「持ちたい」と感じてもらえるエコバッグの制作を目標とし、同大の学生15人が1年間掛けてデザインしました。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000047928.html
「パタットキューブ」の特徴は、何といってもその形。広げると立方体のようになり、間口ががばっと開きます。また、きれいに畳みやすいこともポイント。その名の通り、立方体の状態から「パタっと」持ち手を織り込むことで、きれいに畳めます。使い勝手にとことんこだわっていることが分かります。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000047928.html
ライトブルー×グレー、ライトグリーン×ブラック、イエローの3色展開。シンプルかつスタイリッシュで、性別や年齢問わず誰でも持ちやすいデザインです。2020年1月からサミットの店舗で販売中です。
武蔵野美術大学・パタットキューブ紹介ページ:http://apm.musabi.ac.jp/project/summitarts/
サミット株式会社・商品紹介プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000047928.html
おしゃれなエコバッグ④ 外国人へのお土産にも!日本の各地域をイメージしたエコバッグ
お土産にも最適なのが、日本の各地の特徴や魅力を色鮮やかなプリントで描いた「ジャパノラマエコバッグ」です。例えば、北海道のエコバッグには、ライトブルーの背景に結晶のプリントが施され、雪景色が表現されています。また東北のエコバッグには三代祭の様子が躍動感たっぷりに描かれ、ビビットなカラーが印象的。四国は出雲国だけあり、大きな日の丸が描かれていてお正月にぴったり(?)な雰囲気です。
一部都道府県のデザイン含み、全部で17種類あります。外国人の方へのお土産にもぴったりです。が、いずれもおしゃれなデザインなので、「THE土産物」という印象は持ちません。それぞれテイストが違い、見て楽しい選んで楽しいエコバッグです。
ジャパノラマエコバッグ商品紹介ページ:http://www.noren-net.jp/fs/noren/cz-002677
おしゃれなエコバッグで環境に優しく、心も満たして
今後ますます普及が進むと思われるエコバッグ。見ているだけで楽しくなるような、おしゃれなデザインの製品が続々と出ています。実は筆者も、お気に入りのエコバッグがなく悩んでいたところでしたが、この記事を通しておしゃれな製品にたくさん巡り合うことができました!(中でもBAGGUはひとめぼれで、友人に配る分なども合わせてアメリカ本店から取り寄せました・・・笑)
地球のためになることも、どうせならおしゃれに、楽しくできたら無理なく続けられますよね。みなさんも、自分にぴったりのエコバッグを探してみてください。
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