食料備蓄4選 アウトドアにも応用可能なおすすめ商品

災害大国といわれる日本。地震や津波だけでなく、近年は毎夏大規模な台風や豪雨が発生するなど、いつ誰が災害に見舞われても不思議ではありません。だからこそ、常に用意しておく必要があるのが食料備蓄です。おいしいものやお気に入りのものを選んでおけば、ランチをつくるのが面倒な日や、アウトドアでも活用可能。賞味期限があり災害の有無にかかわらず食べることになるのであれば、おいしい食料備蓄を選びたいですよね。

思い立った時がそろえ時です。「たしか○年前に買ったかな」という方も、これを機にチェックをしてみては。編集部と一緒に食料備蓄について考えてみましょう。
 

おすすめ食料備蓄① 疲労回復効果も!梅干しごはんセット

梅の出荷量日本1の和歌山県で生まれたのが、日の丸弁当さながらの梅干しと白米のセット「どんなときもウメとごはん」です。県内の梅干し加工会社が開発、販売。水を入れだけで食べられる状態のお米になるアルファ米と、和歌山県産の南高梅の梅干しがセットになっており、5年間保存ができます。

 

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うまい梅のながおかや 永岡食品(株)(@nagaoka_ume)がシェアした投稿


梅干しには疲労回復効果があるクエン酸が豊富に含まれており、慣れない避難生活で疲れている時や、体力を消耗するアウトドアでも活用が期待できます。ありそうでなかった災害備蓄用の梅干しごはんを試してみてはいかがでしょうか。

どんなときもウメとごはん 商品ページ:http://www.umai-ume.com/umecan/outdoor/index.html
 

おすすめ食料備蓄② ふわふわの食感がいつでも!パンの缶詰

京都・祇園発祥のパン製造店「ボローニャ」が開発、販売するのが、ふわふわのデニッシュパンやブリオッシュパンの食料備蓄です。3年6ヶ月保存できるデニッシュパンの「缶deボローニャ」と、5年6ヶ月保存できるブリオッシュパンの「備蓄deボローニャ」があり、プレーン、メーブルなど数種類の味があります。

新潟県中越地震を機に、同店が開発に着手。2年以上掛かりデニッシュパンの備蓄用の缶を完成させました。こだわりは、デニッシュ特有の甘さと、しっとりふわふわな食感。備蓄用の食料とは思えないほどクオリティが高く、アウトドアやおやつにもおすすめ。根強い人気を集めています。

ボローニャ 商品ページ:https://bologne-shopping.com/shopbrand/ct19/

 

おすすめの食料備蓄③ 不足しがちな栄養や水分を補えるゼリー飲料

宮城県名取市のベンチャー企業「ワンテーブル」が、東日本大震災での経験を踏まえて開発したのが、ゼリー飲料の「LIFE STOCK」です。約5年半の保存が可能で、避難所で不足しがちな食物繊維やナトリウム、ビタミンが摂取できます。東日本大震災で被災した際、避難生活で口にするのは乾パンなど炭水化物が中心で、栄養価が偏っていると感じたこと、また圧倒的に水が足りておらず、口の水分を奪わない備蓄食料が必要だと考えたことなどが、開発のきっかけでした。

またLIFE STOCKは、体が不自由で経口摂取ができない方でも、胃ろうで摂取ができます。また同社は、閉鎖的な空間、リソースの制限など、被災地の食に関する課題は宇宙空間でのそれと共通点があるとして、災害用備蓄、宇宙食の双方に使える食料品の開発に乗り出しています。

災害は突然訪れ、いつまで避難が続くか分からず、どんな食料がいつ届くか分からないことがほとんどです。災害時、避難時の具体的なイメージをすることが、自分の健康を守ることにつながります。単に「食べるため」の備蓄から一歩進み、LIFE STOCKのような「健康を維持する」ための備蓄を用意しておくことも重要なのではないでしょうか。

株式会社ワンテーブル「LIFE STOCK」商品ページ:https://www.onetable.jp/business/mamoru/

LIFE STOCK プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000048249.html

 

おすすめの食料備蓄④ 昆虫食の時代に向けて!未来型の非常食「コオロギパン」

新しもの好きの方におすすめなのが、徳島大発のベンチャー企業「大学シーズ研究所」が開発した「コオロギパン」(!)です。その名の通り、コオロギの粉末が3%(パンは1個100gでコオロギパウダーは3g)入っています。同社によると、コオロギは高タンパク質、低糖質で、ビタミンやミネラルが豊富に含まれる栄養価が高い昆虫とのこと。味は、チョコチップ味で、5年間保存可能です。

昆虫食は抵抗のある方も多いと思いますが(私もその1人です笑)、世界の人口が増え続ける中で、食料難の問題は年々深刻化しています。その点、コオロギのように栄養価が高い昆虫は食料源として注目を集めています。また、豚や牛などの家畜と比べ、飼育時に使う飼料や水が少なくてすむ地球に優しい食料でもあります。

同社の担当者は日経新聞のインタビューで「食べても昆虫だとは分からない。まずは慣れてもらうことからだ」と話しています。災害に備えつつ、人類の未来のために、コオロギパンを試してみてはいかがでしょうか。

大学シーズ研究所ホームページ:https://daigaku-seeds.com/

 

今だからこそ!備蓄用の食料を考えてみよう

年明け、中国武漢市でコロナウイルスが蔓延し、都市封鎖したというニュースをぼんやり眺めていた私。まさか数ヶ月後に世界中が同様の事態に陥り、34万人以上(5月26日現在)が亡くなることになるとは予想していませんでした。同じように「まさかこんなことになるとは」という思いの方は多いと思います。

災害も同じで、何の前触れもなくやってきます。そしてあなたが被災者になる可能性もあります。災害は避けられませんが、備えることはできます。最悪のケースを想像し、自分の命は自分で守る意識を持って、日常生活の中に災害への備えをうまく取り入れることが大事です。これを機に、まずは食料備蓄から見直してみてはいかがでしょうか。

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